投資活動をしていて損切りするべきだと頭で思っていてもできずにチャートを見続けてしまい気づいたら最初の損切りポイントより大きい損失が出てしまった事はありませんか?それは無意識の心理が働いているかもしれません。今回の記事ではいつもの記事とは少し違う投資と心理学の関係について見ていきましょう。いくつか紹介していくので是非参考にしてみると良いかもしれません。
投資と心理学
まず、いきなりですが私自身も投資で多くの失敗をしてきました。1つの要因として「無意識に自分自身の自然な感情に従って投資を行っていた」とうのがあります。
投資=お金に関わる事なので「勘定」で考えるべき事ですが、当初の私自身含め勝てないという人は「感情」で考えてしまっていることが多いです。そうすると感情で行動し向き合っているので合理的ではなく不合理な選択・判断をして損失に繋がっていくことが増えます。
今回は私自身、忘れないようにという念も込めていくつか注意している点、やらかしてしまった事など、まとめておきます。
プロスペクト理論
得をすることよりも損をしたくない気持ちの方が強いという人間の心理
人間は損する事が非常に嫌いです。2つのケースを見ていきます。
ケース.1
- 持っている銘柄の価格が上昇した際、まだまだ上がるという期待感より、これから下がるかもしれないから売らないと!という力が大きく働き少ない金額でも一旦利確する行動が多くなります。その後上下を繰り返し価格上昇。
- 逆に価格が下落した際は、「このまま売却すると損をする」➡目の前の事にいっぱい少しでも取り戻そうと「ナンピン」をする➡更に下げが加速しパニックを起こし売却し損をする➡その後価格が反発し上昇していく
こういった経験がある方もいらっしゃると思います。私自身このパターンを経験しています。
一概にすべてが悪いわけではないのですが、これを続けると儲けは少なく損失は大きくなる傾向になります。なかなかこの中で勝つのは難しいです。
ケース.2
下落理由 | 従来 | 実際 |
---|---|---|
プロジェクトの内容の劣化や業績、成長の悪化や信頼を損なわせることが起き価格が下落 | 売却 | 様子を見る |
プロジェクトではなく突発的なことで相場全体が悪化 | 慌てず我慢 | 焦って売却 |
これも損したくないという心理からくる行動でもあると言います。一度冷静になり判断することが大切ですね。
認知的不協和の解消
自分が望んでいることとは別の現象が起起こった際に、、人は自分に都合の良いように解釈を変えて心の平穏を保とうとする心理
どういったものが上げられるか見ていきましょう。
株でも仮想通貨でも上がるのは買いたいけど買えていない人が多い時です。どういった事かというと市場に買いたいという力が充満している時です。
一概にすべてとは言えないですが、例えば「ここからきっと下がる」など言っている人が多い時です。表面上でそう言っていても心の内で買えないうちに上がったらどうしようと思っているケースがあります。逆に全員が買っている状態だと強気のコメントが増えてきて強気な雰囲気が流れます。ですが肝心な潜在的な買いたいという力は減っています。そうすると後は下がるだけになります。そうしてバブルが弾けたりします。
その他
コンコルド効果
投資の継続が損失の拡大につながると分かっていても、それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで投資がやめられない心理現象のこと。
まさに冒頭の減少と同じです。特に仮想通貨投資において銘柄に惚れるなともある通り、長い年月をかけて仕込んでいたプロジェクトなどには感情が入りやすいです。当初はこの価格まで推移したら損切りしようとしていたポイントまで下落してもなかなかいざとなると損切りできなかったりします。
そうすると当初の予測より大きい損失につながります。それは心理的なものを多く関係していることなので、今後こういった事があった際には「心理的に働いてるんだ」ということを冷静に理解し行動をしていきましょう。
ハンドワゴン効果
あるものが大勢の人に支持されている場合に、他の人にも選ばれて支持がさらに大きくなる、人が持っているから自分も欲しい、流行に乗り遅れたくないという人間の心理効果。
『バンドワゴン』とは行列の先頭をいく楽隊車が由来で行列に続く・時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味でマーケティングなどでも使われます。特に大衆心理が大きく影響するのも仮想通貨の特徴なので覚えておくといいかもしれません。
最近だとインフルエンサーなどがSNSやyoutube上で特定の銘柄を取り上げて話題になり次々と購入する人が増え、どんどん価格が上昇していくというケースも見ます。最悪の場合は最終的にバブルが弾けて暴落します。
少し話が変わりますが、「噂で買い、事実で売る」とあるように底値で購入した方や投資の知識のある人は適切なところでしっかり利確し利益を出しますが、乗り遅れた人などは上がっているからと購入したものの直ぐに価格が下落していき蓋を空けてみると、ただ高値で掴んでしまうなんてこともあります。価格低いときに買い、高い時に売るが基本になるので周りに流されず冷静に判断していくことが大切ですね。
アンカリング効果
アンカーと呼ばれる先に与える情報や数値が後の判断に影響を及ぼしたり歪みを与える心理効果
売買するとき、多くの人は価格の動向を見てから購入すると思いますがA銘柄が「ここ数カ月で○○%上昇(下降)し続けている」という情報をもとに将来性を見越して売買する場合はこのアンカリング効果に当てはまります。
また、SNSなどで信頼できる人から「この仮想通貨は良い!」と言われ、一度納得してしまうと、その後にどれだけ価格が下がっても、「それは一時的なものだ!」といって気にしないようになる事も当てはまるかと思います。
最後に
その銘柄の価値を見るように少し意識してみる
自分が買った価格を基準に対して高いのか低いのかで判断してしまう事は凄く当たり前のことですが、意識することは、自分の基準ではなくその銘柄の現在の価格が「価値に比べて割高なのか割安なのか」で判断を行うことが大切です。
自分に合ったスタイルを
また短期投資なのか長期投資によっても注意点が変わるかと思います。
各々、自分に合った投資があると思います。自分の中でルールをしっかり決めて投資の基本である損小利大を追及していきましょう。
これをご覧いただいた方が素敵な投資活動ができる事を心より願っています。
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